キャンプに怪我はつきもの!ファーストエイドキットを揃えよう!
キャンプといえば、怪我が付き物です。
かく言う私も、キャンプに行く度に何か大なり小なり怪我をしております。
ありがたい事にファーストエイドキットを使うほどの怪我はした事がありませんが、今後何があるかわかりません。
備えあれば憂いなし
という言葉もある通り、何かあった時のためにファーストエイドキットを揃えておくとキャンプに行く時も安心です。
また、キャンプだけでなく、普段の生活の中でも怪我や突然の災害時などにも役立つはずです。
あなたもファーストエイドキットを揃えてみませんか?
ファーストエイドキットは何を揃える?
ファーストエイドキットを揃えよう!と言っても何を揃えれば良いのか?と言われると、キャンプやアウトドアが初めての方だとちょっとわかりませんね?
では、キャンプで使う前提で揃えておけばいいんじゃあないかなぁあ〜?と思われる内容をあなたと一緒に考えていきたいと思います。
- キャンプでやっちゃいそうな怪我とは?
ファーストエイドキットの内容を決めるには、キャンプでやっちゃいそうな怪我はなんだろう?と言う事をはじめに考えておくと、揃える内容も考えやすいと思います。
で、キャンプでやっちゃいそうなケガといえば
- 切り傷・擦り傷
- 火傷
- 捻挫・骨折
に分けられるのではないでしょうか?綺麗に整地されたサイトなら擦り傷も少ないかと思いますが、あまり整地されていないような、野営感あふるるキャンプ場だと、草や枝で擦り傷を負ってしまうかもしれません。
慣れないナイフや斧などでバトニングや薪割りをすると切り傷を負ってしまうかもしれません。
キャンプといえば、焚き火です。
ガスコンロや電子調理器に慣れている方なら、もしかしたら火傷を負ってしまう事も考えられます。
何ならマッチで着火する時にも火傷をしてしまうかも…。
アスファルトでない自然の道や自然に近い場所を歩くと、捻挫や転倒して骨折なんて事もあるかもしれません。
そう考えると、初心者〜中級者のキャンパーさんが揃えるべきファーストエイドキットの内容も、随分絞れてくるのではないでしょうか?
擦り傷や切り傷には、絆創膏や傷薬、火傷にも傷薬や冷やすもの。
捻挫や骨折には固定できるもの。
ね、まとめると簡単でしょ?
絆創膏と傷薬とテーピングか包帯さえあれば、とりあえずは、キャンプには間に合いそうって思いましたよね?
正直、趣味で楽しく行くキャンプなら、それくらいで充分だと思われます。
何なら、管理人さんが常駐しているキャンプ場ならファーストエイドキットすら要らないかもしれないくらいです。
ちなみ10年近くキャンプをしている、理学療法士の友達に「ファーストエイドキットって何持って行ってる?」と聞いてみたら、「絆創膏とテーピングくらいかな?」と言っていました。
正直、約10年のキャンピングの中で使った事はないそうですが…。
あと、30年近くキャンプをしている、ある意味キャンプをこじらせてる友人に同じ質問してみたら「酒」と言われました。
まぁ…消毒にも使えるかもだし…傷口を洗えるかもだし…冷えてる酒なら患部を冷やす事もできるし…痛みを和らげる事もできるかもだけど…聞く奴を間違えました…。
とは言えとりあえずは何やかんや揃えたいよね?
Amazonとかで売ってるやつは使えるの?
とりあえず、何かファーストエドキットを揃えとこう!と思った方は、Amazonなんかで、「ファーストエイド」とか検索してるはずです。
すると、赤や深緑のかっこいいポーチに収まった、何やら便利そうなファーストエイドキットがズラーっと表示されますね?
すると、あなたはこう思うはずです
「なんか色々入って間違いなさそうだからコレ、ポチっちゃお❤️」
と。
だが、お待ち!
それって使えるの?ってかそれ使う?
ポチる前にもう一度よく考えてみましょう。
本当に、Amazonなんかで売られているファーストエイドキットは、キャンプや日常生活で使えるキットなんでしょうか?
なんかカッコいいのでコレを例に考えてみよう!
なんか色々調べてみて、ポーチが私好みだったので、このファーストエイドキットで考えてみます。
内容は
写真の通りです。
文字にしてみると
- 止血帯…いわゆるCATと言われるものです。
- イスラエル包帯…包帯の端の留め具が付いているので、非常にしっかり固定できて便利で実践的な包帯です。
- ハサミ…流血している衣類を切ったり包帯を切ったりします。このセットのハサミは見た目は非常に実戦的実戦的に見えます。実際に使った訳ではないので切れ味が良ければ大変良いものだと思います。
- マーカー…油性ペンだと思います。止血帯で止血し始めた時間を記入したりする時に使います。
- 笛…SOSを求める時に使います。質の悪い笛だと全然音が鳴らないので注意が必要です。
- クランプ…骨折や捻挫をした時に患部を固定するときに非常に便利な器具です。
- 肌色の包帯…包帯です、肌色しているので目立ちにくいです。
- アルミシート…身体の保温のために使えます。身体に巻いたり、タープのように使ったりできるので、キャンプ時や被災時にはあると心強いです。
- 三角巾…止血や固定などに使えて非常に便利です。
- 必ず持っていると安心です。
- 非粘着パッド…傷口を抑えるパッドです。要は滅菌ガーゼです。
- アルコールパッド…消毒用の脱脂綿です。
- 粘着テープ…包帯留めや傷口の固定に使える…と思う。
- 医療用絆創膏…粘着テープに同じ。
- 手袋…感染予防などに使えます。嘔吐や流血している他人の体液を直接触れずに対応できるので、必ず揃えておくと良いです。
- 絆創膏各種…簡易的に小さな傷口を保護できます。持ってて当然のものですが…。
- と、とりあえずはあったら良さそうなものがたっぷり入っていますね。
しかし、ちょっと考えるべきモノや物足りなさを感じます。
- 包帯多すぎだろ?
包帯は多くても助かるモノですが、イスラエル包帯に三角巾に肌色包帯に粘着テープにと、包帯の役目を担えるのが被りすぎの感があります。
正直、イスラエル包帯と肌色包帯は要らないんじゃあないかなぁあと思う次第です。
- アルコールパッドいる?
一見すると必要そうですが、アルコールパッドって必要なの?って感じです。
もちろん傷口の手当て時には、手の消毒は必要ですが、緊急時にアルコールパッドは非常にめんどくさい作業になってしまいます。
私ならアルコールパッドよりもアルコールスプレーを選びます。
- 粘着テープと医療用絆創膏
このセットに入っている粘着テープと医療用絆創膏は、ほぼ同じ使い道になりそうなので、どちらか一つあれば充分であると言えそうです。
- 固定クランプ
あると間違いなく便利ですが、正直、包帯とその辺に落ちてる枝なんかで充分代用のきくモノです。
枝がなくても三角巾があれば、ほぼ問題ない代物です。
- 三角巾
実際に見ていないので、強くは言えませんが、こう言うセットに付いている三角巾は不織布…紙でできている三角巾が使われている事が多いです。
紙でできている三角巾も便利ではあるものの、強度的に不安しかないものが多いです。
きちんとガーゼなど布でできているのであれば問題ないのですが、不安が残ります。
- 絆創膏
調べてみると、こちらのキットの絆創膏はハイドロコイド絆創膏ではなさそうです。
ハイドロコイドとはなんぞや?と思われた方に簡単に説明すると、キズパワーパッドのような、傷の回復が早まるような絆創膏ではなさそうです。
近年では、ファーストエイドキットに使用される絆創膏はハイドロコイドが一般的になっています。
- 非粘着パッド
いやwこれもハイドロコイドにすべきだろwって話です。
- あとさww
あと感じたのが、絆創膏にしろ、アルコールパッドにしろ、非粘着パッドにしろ、量が多すぎじゃね?と思います。
そんなに使う怪我なら、さっさと病院行けよwって話です。
まぁ、キャンプ場じゃあなくて、野営地で携帯の電波も無く人など全然来ないような場所で怪我をしたら助かるかもですが、このブログは初心者向けなので、このキットはどうかなぁ…と言う感じです。
ちなみ私のファーストエイドキット内容は?
んじゃ、「オマエのファーストエイドキットはどんなんやねん!」と思う方もいるので、紹介します。
正直自分でもここまで要らんかなぁと思う内容ではあるのですが参考になればと紹介します。
- 油性ペン
- ボールペン
- 耐水性メモ
- 安全ピン
- 鏡
- サイリウム
- 笛
- ライト
- ハサミ
- 棘ぬき
- 防犯ブザー
- マスク
- ゴム手袋
- ワセリン
- 大判ガーゼ
- ポイズンリムーバ
- 止血帯(CAT)
- 三角巾
- 非粘着包帯
- サジカルテープ(小)
- アルミブランケット(緊急ブランケット)
- ライター
- ハイドロコイド絆創膏(大・小)
- 胃腸薬
- ロキソニン
- 岩塩
- コンドーム
となります。
多いなぁ〜と思われるかもしれませんが、キャンプだけでなく災害時などでも使えそうなモノも考えて装備しております。
総重量もポーチ込みで
900gくらいなので、そんなに邪魔にもなりません。
一つ一つ装備している理由を説明すると非常に長くなるのですが、サクッと説明すると以下になります。
- 油性ペン
止血帯に止血開始の時間を書くため。百均で購入。
- ボールペン
メモする事があった場合に。百均で購入。
- 耐水性メモ
メモする事があった場合に。百均で購入。
- 安全ピン
棘ぬきにも使えるし、三角巾が使えない時に、シャツを使って腕の骨折や脱臼時に吊るすことができる。百均で購入。
- 鏡
日が出ている時にSOSを送る事ができる。割れ防止のため、昔のガラケーのようにパカパカ開けるものをチョイス。あと目視し難い怪我の部分を見るため。百均で購入。
- サイリウム
ライトの代用や夜間山道などで迷ったときに点けておく用。百均で購入。
- 笛
SOSを送る用。笛の中には住所や血液型なんかを記入できるメモが入っています。百均で購入。
- ライト
ダイソーのスケルトンライトを使用。夜間の緊急用に装備。
ダイソーのスケルトンライトについては下の動画を参照してください。
なかなかの優れものでコスパも良いです。
もちろん、百均で購入。
- ハサミ
患部の衣類や包帯を切る用。百均で購入。
- 棘ぬき
野営とか結構トゲが刺さるし、刺さったらウザイし。百均で購入。
- 防犯ブザー
胸を打って笛が使えない時とか、笛を使う体力が残っていない時用。あと、ライト付きのブザーです。百均で購入。
- マスク
感染予防であるが、防寒にも良いです。冬は空気が乾燥するのでマスクしておくと、鼻喉の感想防止に良いです。百均で購入。
- ゴム手袋
感染予防。百均で購入。
- ワセリン
傷や火傷の保護。火種を作る際にも使える。薬局で購入。
- 大判ガーゼ
傷の保護用。百均で購入。
- ポイズンリムーバ
虫や蛇に刺されたり、噛まれた時に。アリエクで購入。
- 止血帯(CAT)
自衛隊の訓練で使った時に「ええやん!これ!」と思ったので。アリエクで購入。
- 三角巾
止血に固定に万能やでコレ!薬局で購入。
- 非粘着包帯
肌には付かないが、包帯同士ではくっ付くので、留め具が必要なく便利。百均で購入。
- サジカルテープ(小)
非粘着包帯がつかない時や、大きく開いた傷口をひっつけたりできる。チャドグガのような虫の細かい毒針を抜いたりにも使用できる。百均で購入。
- アルミブランケット(緊急ブランケット)
身体の保温やタープに。百均で購入。
- ライター
遭難した時に生きるためには火が重要じゃん?家に転がってたやつ。
- ハイドロコイド絆創膏(大・小)
はよ、傷なおしたいじゃん?百均で購入。
- 胃腸薬
キャンプ行くと、飲みすぎちゃうじゃん?家に転がってたやつ。
- ロキソニン
なんか痛い事あったら用。家に転がってたやつ。
- コンドーム
実は色々使える!SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバルキットにも入ってるらしい。どっかで購入。
サクッと紹介するとこうなります。
で、「はぁ?」ってなるものをピックアップして解説します。
- 止血帯(CAT)
自衛隊の訓練で使った時に「ええやん!これ!」と思ったので、ファーストエイドキットに装備しました。
使うには多少の訓練が必要ですが、10分もあれば使用方法がわかります。
- 三角巾
万能のファーストエイドの一つである事は間違いありません。
コレがあればCATも必要ありません。
包帯も必要ありません。
骨折や捻挫の固定もできるし、止血もできるし、日除けの帽子がわりにも使えるし、いや〜マジ万能!買っとけ!300円くらいやし。
あ、布製の買えよ!
- ポイズンリムーバー
虫や蛇に噛まれた時にシリンダー内を減圧し、毒を吸い出し被害を最小限に抑えるらしい道具。
効果のほどはというと、エビデンスがない事は存じていますが、効果があったと言う話も聞いているので装備。
YouTubeなどでポイズンリムーバーの紹介をしている動画をいくつか見ましたが、「蚊に刺された時〜」とか言っていたので、正直「アウトドアで蚊に喰われたくらいでギャーギャー言うなよwボケw w」と思って、購入していなかった一品。
が、「あ、蛇に噛まれて口が届かない場所だったらどうしよう…」と思い購入。
死ぬより、重体程度に治ればなぁ〜と御守りとして装備しています。
あと、先ほどは写真を貼り間違えました、使用しているポイズンリムーバーはこの写真の黄色いヤツです。
申し訳ありません。
- 岩塩
夏場のキャンプで熱中症などの時に舐めます。
注意すべきは、味塩のようなナトリウムではなく、天然塩である事です。
- コンドーム
感染予防として使われる事が一般的なものですが、水を入れれば2リットル近く入るので、バケツがない時にも使える。
患部を冷やさないといけない時の氷嚢的な使い方もでき、お湯を入れれば湯たんぽがわりにもなる。
トンネル状に切れば、止血にも使える。
もちろん、ソロキャンで来ている女の子とアバンギャルドな事があった時にも使える(この理由で一番使いたい)
- PS
包帯や絆創膏など、濡れると困るものは、ビニール袋に入れています。
ビニール袋も、水を入れたり、止血に使えた感染予防に使えたりでき、自分や他人の体液がついたものを捨てる袋にも使えるので、非常に重要です。
売ってるファーストエイドキットと自分で揃えるのどっちが得?
今回、Amazonで売られているファーストエイドキットを例に、何を揃えればいいか?を考えてきましたが、正直言って例に挙げたキットは少々お値段が高い気がします。
個人的に揃えたファーストエイドキットは、百均やアリエクなどを利用すれば3,000円内で収まります。
また、3,000円くらいで売られているファーストエイドキットを一つ紹介すると
ちょっといいなと思ったのがこちらですが、絆創膏はハイドロコロイドではないですし、テーピングにサジカルテープがついているので、どっちが一個でいいだろwという感じです。
また、意味のわからない綿棒がついていますが、何に使うの?って話です。
キャンプ時に耳掃除なんてしないよね?
と、いうことで、ファーストエイドキットは、自分が必要と思うものを購入した方が、セットを購入するより安上がりで、実戦的と言えると思います。
んじゃキット売り買うのは情薄の素人なの?
ここまで読まれた方は「んじゃ、キット売り買うのは情薄の素人なの?」と思われるかもしれませんが、実はそんな事もありません。
例えば、ポイズンリムーバーを単体で購入すると、Amazonだと2,000円近くしますし、アリエクでも1,000円近くします。
で、ちょっとかっこいいファーストエイドポーチを購入したいなぁ〜なんて思ったら、それだけでも1,500円くらいはしちゃいます。
て、事はAmazonだけで揃えるとポーチとリムーバーだけで3,000円くらいになってしまうので、安くて好みのポーチで、なんとなく欲しいファーストエイドキットの入っているモノを購入して、要らない物は家庭用の救急箱に入れて、足りない物を別途購入した方が安上がりの場合もあります。
要らない物を捨てる訳ではないので、別に無駄にもならないので、お得にもなります。
個人的に、「お!お得じゃん!」と思ったファーストエイドキットのセットはこちらです。
これにちょっと足せば完璧じゃん!って代物ですし、ポーチもかっこいいしね!
ファーストエイドキットまとめ
と、いうわけで、少しは参考になったでしょうか?
全部自分で揃えるのは少しめんどくさいですが、確実なのでおすすめです。
次にお勧めなのは、セットになっているものを購入して、足したり引いたりして自分のファーストエイドキットを作る事です。
一番あかんのは、なんかゴチャゴチャといっぱい入ってる割には、使えない物をたいそうな説明がきで、さも便利に広告をうっているヤツです。
始めの繰り返しになりますが、キャンプで自分がやってしまいそうな怪我などを想定し、それに対処するには何が必要か?を吟味して揃えるのが一番です。
なんか凄そうで便利そうな謳い文句に騙されないで、ファーストエイドキットを揃えてくださいね!
一つ間違えれば命に関わるかもしれませんからね!
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よろしくお願いします。
あと、YouTubeチャンネルでもキャンプ動画とか、あまり面白くない動画などもあげておりますので、見ないで良いので、よかったら登録だけでもしてもらえるとありがいたです。
よろしくお願いします。
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