自転車キャンプが少しだけ変わる話

青切符時代を、気持ちよく走るために
自転車キャンプって、もともと少し曖昧なところに立っている遊びだと思う。
車ほど速くないし、歩行者ほど弱くもない。
車道が怖ければ歩道に入り、歩道が混んでいれば降りて押す。
それが当たり前で、誰もあまり深く考えてこなかった。
だからこそ、2026年4月の「青切符導入」は、ちょっとした違和感を伴ってやってくる。
「え、自転車でそこまで?」
「キャンプしてるだけなのに?」
そう思う人も多いはずだ。
でも実際に変わるのは、自由そのものではない。
“知らなくても許されていた部分”が、少しだけ減るだけだ。
特に影響を受けやすいのが、自転車キャンパー。
それはマナーが悪いからでも、危険なことをしているからでもない。
ただ単純に、旅をしているからだ。
走りながら地図を見る癖、そろそろ手放そうか
キャンプへ向かう道って、だいたい予定通りにいかない。
分岐が多かったり、ナビにない道が出てきたり、「え、ここで合ってる?」と不安になる瞬間が必ずある。
だからつい、走りながらスマホをチラッと見る。
これまでなら、多くの人がやってきた行為だと思う。
ただ2026年以降は、この「チラ見」がちょっと高くつく可能性がある。
スマホを手に持っていなくても、画面を見続けていると“注視”と判断されることがあるからだ。
正直に言えば、これはキャンパーにとって厳しい。
知らない土地を走るのに、ナビを見るなという方が無理がある。
だから現実的な落としどころはひとつ。
「走りながら見ない」と言う前提に切り替えることだ。
音声ナビに任せる。
少し手前で止まって確認する。
迷ったら無理せず停まる。
旅のテンポは少し落ちるけど、気持ちはかなり楽になる。
チラ見の基準
ちなみに”チラ見”ってどれ砕いがチラ見なんだ?と思われた方も多いでしょう。
あくまでも基準としてはで書くと
2秒
と言われています。
とはいえ、あなたを見つけたお巡りさんの感覚によるところも多いので、基本的に道を確かめたり、迷った時には”止まる”を心がけてください。
スマートウォッチも活用!
例えば、方向音痴で常に地図を確認しながらではないと心配!と言う方もいるかもしれません。
そんな時は、スマートウォッチの活用もしてみてはいかがでしょうか?
例えば、曲がり角に来ると、バイブで教えてくれるように設定しておくと言うのはいかがでしょうか?
イヤホンはオープンイヤーや骨伝送にする
お巡りさんが、一番に見る所は”外の音が聞こえているかどうか?”と言う所だ。
経験がある方がいると思いますが、突然後ろから「前の車〜止まりなさ〜い」と言われた事。
その声ですぐに止まれないようだと、違反だと思われてしまいます。
また、見た目で完全に耳が塞がっていると注意されたり、違反を取られる事もあります。
それを回避するには、オープンイヤーや骨伝導のイヤホンを使うのが、大変無難と思われます。
スマホがダメならナビなら良いんじゃない?
今回の法改正に至った原因の一つに「ながらスマホ」があります。
と言うことは「スマホがダメならナビ(自転車コンピューター)があるじゃない」
と。
だが、残念ながらダメなのは「ながら運転」なのだ。
スマホでもナビでも、ずっと見ながら運転する事が違反になるのだ。
なので、「スマホがダメならナビ(自転車コンピューター)があるじゃない」は通用しない。
とにかく
2秒以上は画面を見ない
操作をしながら運転をしない
とにかく止まって操作をする
を心がけて無駄な違反金を払わないようにしましょう!
荷物は「多いか少ないか」より「広いかどうか」
自転車キャンプの話になると、軽量化が正義みたいに語られがちだけど、2026年以降に気にしたいのは、実はそこじゃない。
問題になるのは、縦横高さにどれくらい広がっているかだ。
パニアバッグを左右につけた自転車は、見た目以上に幅がある。
自分では細いつもりでも、実際に測ると60cmを超えていることは珍しくない。
ここがひとつの分かれ目で、60cmを超えると、法律上は「普通の自転車」として扱われなくなる。
つまり、「自転車通行可」の歩道でも走れない場面が出てくる。
これがやっかいなのは、本人に悪気がないところだ。
知らずに走って、知らずに違反になる。
だからこれからは、積載も感覚じゃなく数値で見る。
出発前にメジャーを当てるだけで、気持ちの余裕が全然違う。
目安としては、幅が15cmまでのバッグにするのが安心だ。
前後のはみ出しにも注意!
気にしなくてはならないのは、左右の幅だけではない。
前後の飛び出しにも注意しなくてはならない。
一般的に前後のはみ出しは30cmまでと言われています。
前後それぞれのキャリアから30cm(計最大60cm)以上飛び出さないように気をつけて荷物を積みましょう。
最後は高さにも気をつけよう!
最後は、高さ。
「幅がダメなら高く積めばいいじゃない!」
と思われた方もいると思いますが、実は積み上げる高さにも注意が必要だ。
ルールとしては、高さが2mを超えないように、積み上げなければならない。
「流石に2mも積み上げないよ!」
と思われるかもしれませんが、テントのポールだったり、自撮り棒を伸ばしてリュックなどに付けて高い位置から撮影したりと言う注意が必要になります。
まぁ、テントのポールは折り畳みなので、大丈夫とは思いますが、自撮り棒は盲点だったのでは無いでしょうか?
長い荷物は「はみ出し」より「隠れ」にも注意
テントポールやマットを積むとき、「落ちないかな」「走りにくくないかな」とは気にする。
でももう一つ、見ておきたいポイントがある。
それがライトと反射板がちゃんと見えているかだ。
法律的に許されている長さでも、荷物でライトが隠れた瞬間、整備不良扱いになることがある。
夜道やトンネルでは、「自分が見えているかどうか」を自分で判断できない。
だから積んだら、一度後ろに回って見る。
できれば少し離れた位置から。
このひと手間で、防げるトラブルはかなり多い。
前後左右、高さのはみ出し幅はOK!だと思っていても、ライトの光を遮ったり、反射板の反射を遮ったりしていては、元も子もない結果になってしまいます。
ご注意ください。
トレーラーは自由の代わりに覚悟がいる

サイクルトレーラーは、本当に便利だ。
荷物を気にしなくていい解放感は、一度味わうと戻れない。
自転車キャンパーさんの中には、サイクルトレーラーを使用されている方も、少なからずいるはずです。
コレからも使い続けたい!と思い、使い続ける事は可能なのだが、その代わり、ルールはかなりシビアになる。
サイクルトレーラーを取り付けた自転車は、軽車両扱いになるので、歩道は絶対に走れないし、自転車の機動性もなくなり、逃げ場も少ない。
でも、とはいえ、降りて押せば歩行者扱いにはなる。
だが、想像してもらうとわかるが、トレーラーのついた自転車はトレーラーの付いていない自転車を押して歩くより重く不便だ。
それを「負」と思わなければ、トレーラーキャンプはちゃんと成立する。
並んでキャンプ場へGO!は違反
ソロで楽しまれている方なら、関係ないかもしれないが、仲間を募ってキャンプへ行く、グルキャンなども注意が必要になってくる。
ついつい楽しくて並んで会話を楽しみながら自転車を走らせてしまう事もあるだろう。
だが、並走運転も違反になる。
どうやって会話しながらキャンプ場へ行く?帰る?
やっぱりキャンプ場の行き帰りは楽しいので、会話を楽しみながら運転したいものだ、とは言え、先に書いたように並走は違反になる。
と、なると思い付くのは電話や通信アプリを使っての会話になるが、コレも「ながら運転」になってしまうので、片手でスマホを持ち、会話しながら走行するのは、絶対に辞めなければならない。
「じゃ、どうする?」
と思われたと思うが、このブログの初めに書いたが、オープンイヤーや骨伝導のイヤホンを使うことをお勧めする。
ただし、いくらオープンイヤーや骨伝導でも夢中になると事故につながる事もあるので、使用は控えめにお願いする。
インカムならOK?
「スマホがダメならインカム(トランシーバー)があるじゃない」
と思われた方もいると思うが、スマホだろうが、トランシーバーだろうが、片手で使いながらの運転は違反になる。
また、ヘッドセットを付けて使用していたとしても、お巡りさんに呼び止められた時に、すぐに反応する事ができなければ、それも違反とみなされるのでご注意いただきたい。
それでも自転車キャンプは楽しい

青切符が始まっても、自転車キャンプがつまらなくなるわけじゃない。
少しだけ、考えることが増えるだけだ。
- 止まること。
- 測ること。
- 降りること。
それは不自由じゃなくて、旅を続けるための知恵だと思う。
2026年以降も、自転車キャンプはできる。
ちゃんと知っていれば、今までと同じように、風を感じながら走れる。
分かりやすく新ルール・変更ルールの表
| 分類 | 2026年4月からの変更点・新ルール | 反則金・扱い(予定) | 補足・注意点 |
|---|---|---|---|
| 青切符制度 | 自転車にも交通反則通告制度(青切符)を導入 | 反則金納付で刑事処分なし | 16歳以上が対象 |
| ながらスマホ | 走行中のスマホ操作・画面注視 | 約12,000円 | 固定ナビでも長時間注視は違反 |
| 信号無視 | 赤信号・一時停止無視 | 約6,000円 | 自動車と同じ扱い |
| 踏切違反 | 遮断機が下りた踏切に進入 | 約7,000円 | 押し歩きでも要注意 |
| 通行区分違反 | 逆走・条件外の歩道走行 | 約6,000円 | 車幅60cm超は歩道不可 |
| 傘差し運転 | 傘を差したまま走行 | 約5,000円 | 視界・操作妨害と判断される |
| イヤホン使用 | 周囲の音が聞こえない状態での走行 | 約5,000円 | 骨伝導でも音量次第で違反 |
| 無灯火 | 夜間ライト未点灯・反射器不備 | 約5,000円 | トンネル内も対象 |
| 二人乗り | 二人乗りでの走行 | 約3,000円 | 地域の例外規定を除く |
| 並進 | 横並びでの走行 | 約3,000円 | 「やむを得ない場合」は除外 |
| 積載制限(幅) | 自転車全体の幅が60cm超 | 歩道走行不可 | 普通自転車扱い外になる |
| 積載制限(左右) | 荷台から左右15cm超のはみ出し | 指導・違反対象 | パニアバッグ要注意 |
| 積載制限(前後) | 前後30cm超のはみ出し | 指導・整備不良 | 灯火・反射板が隠れると違反 |
| トレーラー牽引 | 連結時は軽車両扱い | 歩道走行不可 | 押し歩きは可 |
| ヘルメット | 着用は努力義務 | 罰則なし | 事故時リスク軽減・保険対策 |
| 重大違反 | 酒気帯び・妨害運転など | 赤切符(刑事処分) | 青切符対象外 |
最後に分かりやすく、変更点や新たな法律を表にまとめてみた。
本文には書いていなかったが、キャンプ場へ行く途中に買い出しの為のお店が反対車線側にあるかと、逆走してしまう事も、コレまではあったと思う。
だが、コレも違反になってしまい、罰金を取られてしまう。
罰金は最低でも3,000円だ。
3,000円といえば、キャンプ場1泊に相当する金額。
ビールなら10本近く呑める金額だ。
このブログを読んでいただいた、アナタは運が良いと思う。
本文は読まなくても、表だけでも覚えていれば、無駄な罰金を払わなくてすみ、心置きなく楽しいキャンプを過ごせるはずだからだ。
コレからも楽しいキャンプを!
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