王立宇宙軍オネアミスの翼

王立宇宙軍オネアミスの翼 ストーリー
戦わない軍隊「王立宇宙軍」の兵士シロツグ・ラーダット。
彼はいつの間にか宇宙への夢も遠ざかり訓練もさぼり放題だった。
そんなある日、街で神の教えを説く少女リイクニに出会ったシロツグは、仲間の反対にもめげず宇宙パイロットに志願することに。
かくして「王立宇宙軍」の威信と名誉挽回の宇宙飛行計画が開始された!

王立宇宙軍オネアミスの翼 感想
30数年前と色褪せない興奮!
今回は近所の映画館、塚口サンサン劇場というところで、私の大好きなアニメーション映画「王立宇宙軍オネアミスの翼」が上映されるという事で観に行ってきました。

ちなみに4Kリマスターされたものを2Kで上映だったそうですw
ちょうど、王立が映画館で上映されたのが、私が中学1〜2年の頃だったかと思います。
残念ながら、お金がなくて劇場には行けなかったのですが、ビデオで観て大変興奮しました。
で、そんな映画を私の息子と一緒に観に行ったのですが、偶然なのか何なのか、息子がちょうど中学1年!何とも不思議な巡り合わせです。
で、王立はビデオやLD(レーザーディスク)で10回以上は観てるのですが、劇場で見るのは初めて!中学時代に「映画館に観に行きテェ!」と思ってた興奮が蘇ってきました。
やっぱ劇場は違う!
家のテレビで観るのと、劇場はやっぱ全然違いますね!一番違ったのは、音です。
音の迫力も家のテレビで観るのとは、断然違いますが、それよりも驚いたのはSEの方です。
「おお!このシーンではこんなSEが使われていたのか!」と10回以上観ている映画なのに初めて気が付く事もありました。
やっぱ、映画は劇場で観るのが一番ですね!
大人になってから観るとやっぱ違う
若い時に何度も観ている映画ですが、50歳を目前にして観ると、感想が全然違ってきますね。
やる気なく軍隊生活を送っていた主人公シロツグの下心から、突然やる気スイッチが入っちゃう所とか「あ〜男あるあるだねぇ〜」と笑ってしまったり、燃え尽き症候群で、突然全く何もする気が起こらなくなってしまったり・・。
打ち上げシーンはやっぱ圧巻!
やはり、大きなスクリーンで観るロケットの打ち上げシーンは圧巻でした。
液化窒素の氷が溶け落ちるシーンは、予備知識として、氷一つ一つにルビを打って、氷の落ち方にまでこだわっていたのを知っていたので、これをセルでやってるって、製作陣はどんだけ頭おかしい奴等の集まりだったんだ!とか、さらに感動。
それ以外にも、ロケット発射が一旦中止された時のシロツグのセリフも、50を目前に聴くと、自分の人生と照らし合わせてしまって、重みが全然違って聴き入ってしまいました。
若い時なら、50歳と言えばもう年寄りと思っていたが、50目前になった自分に「俺はまだやれる!」のセリフは刺さりますね!
ガイナックスの話ですか?
何より感じたのは、王立はガイナックスの第一回長編映画で、当時の若いクリエーター達が、自分達の作りたい映画を、かなりの制作費を使って作り上げた訳です。
それは、かなりの無茶だったでしょう。
先ほどのロケット発射中止の時のシロツグのセリフも、当時のクリエーター達の思いを代弁させていたんだろうなぁ〜なんて感じてしまったわけです。
「行ってきます」「行ってらっしゃい」のシーンに涙
若い時には気が付かなかった「行ってきます」「行ってらっしゃい」のシーン。
シロツグの「行ってきます」のセリフの重さと、リイクニの「行ってらっしゃい」のセリフの軽さのギャップ。
死ぬかもしれないシロツグの言葉と、「ああ、お仕事ね!行ってら〜」くらいの軽い挨拶のリイクニのセリフ。
このシーンは年齢いってから観ると余計にジーンと来ます。
正直、ちょっと目頭熱くなりました。
いや、私も平々凡々と生きてきたように思われてますけど、色々苦労もありましてね。
もちろん、時には命かかってるような仕事もしたわけですよ。
そんな命かかってるような仕事する前に、家族に言った言葉と言えば「行ってきます」だったなぁ・・。
頭の中で「わしゃ〜後がないんじゃぁ〜」のセリフが出てきてしまうあのシーン
まぁ、なんだかんだ言っても、男性諸君が一番興奮するのが、リイクニのオッパイシーンでしょう!
いや〜古今東西、数多くのアニメはありますが、間違いなくリイクニのオッパイは、良いオッパイベスト5にランクインするオッパイです。
一見の価値はあると思いますので、劇場で観れなかった方はDVDとかブルーレイなどでご鑑賞ください。

知らんけど。
んで、あのオッパイシーンのシロツグを観ると、いつも仁義なきの「わしゃ〜後がないんじゃぁ〜」のシーンを思い出してしまうんですよね。
私だけでしょうか?
シロツグの心境的にも、後がない感じですから、そんな間違ってはいないと思います。
そういえば、ふしぎの海のナディアが放送されていた頃でしょうか、王立のキャラデザの貞本義行の画集が売ってたんで買ったんですよね。

これだったかな?
もうね、何だか全員がナディアとかエヴァの登場人物みたいな顔になってて、リイクニの良さが全然なくなっていて、ふるえた覚えがありますね。
ああ!あの重要なシーンが無いのか!!!
そういえば、LDは完全版だったので、劇場で観て初めて気がついたのは、ミルクをトンちゃんに勧めるシーンはカットだったんですね。
結構、あのシーンって重要だと思ったのですが・・・。
シロツグ、ミルクのイメージキャラとして町中にポスター貼られてますし・・。
とにかく、すごい映画って何十年経っても色褪せる事ってなくて、いつも新鮮な気持ちで観れるものですね!
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